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この世の最果て

by BIJ

前回「サンティアゴ巡礼」についてお話しした際、「西方浄土」について触れましたが、「この世の最果て」という考えが地名になって現れている場所がいくつかあるのでご紹介します。
まずはサンティアゴ・デ・コンポステラ教会をさらに西に行く「Finisterre(フィニステレ)」。字面通り、Fin(終わり)terre(地)という意味です。コンポステラ教会までの巡礼の後、さらにこの地まで足を伸ばす巡礼者は数多くいます。
続いてフランスの「フィニステール県」、そしてイギリスの「ランズ・エンド岬」は、どちらも国の最西端に位置しています。
このようにスペインから上を向くと、こんなにも似通った名前・意味の地名があるなんて面白いと思いませんか。
では、実際ヨーロッパの最西端はどこなのでしょうか。答えはポルトガルです。「ロカ岬」といって、正真正銘、ユーラシア大陸の最西端。ここには、「ここに地終わり海始まる(Onde a terra acaba e o mar comeca)」と刻まれた石碑があるそうです。
これらがいつ頃できた地名かは分かりませんが、もしかしたら、そこに住む当時の人々は皆「この世の最果て」を思って海を眺めていたのかもしれませんね。

By Christina

日本の伝統菓子

by BIJ

いかにも日本のお菓子のような顔をして、実は外国発祥のものがあります。

その中でも有名なのが、「金平糖」と「カステラ」でしょうか。
これらは、ポルトガル発祥のお菓子です。「金平糖」は“confeito”(コンフェイト)が語源です。1600年頃にポルトガルの宣教師によって日本にもたらされたもので、当時の戦国大名の織田信長はえらくこの南蛮菓子を気に入ったと言われています。
また、カステラは当時のスペインの王国名“Castilla”(カスティーリャ)に由来しているのです。こちらは豊臣秀吉が好きだったとか。
今では日本人誰もが知る昔ながらのお菓子ですが、遠く離れたヨーロッパでも似たようなものが伝統菓子として食べられていることを考えると面白いと思いませんか?
鎖国前に日本にやってきたから良かったものの、ちょっと遅かったら私たちは「金平糖」や「カステラ」を知らないまま現在に至っていたかもしれません。
タイミングって大事ですね。