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47 Articles

ブックガイド

by BIJ

欧米、特にアメリカでは、先端科学が発達しているにもかかわらず、一部では宗教的な理由から進化論が否定されていることがよく話題に上ります。

『種の起源〈上・下〉』(光文社古典新訳文庫)
「進化論」とともにダーウィンの名は誰にでも知られていますが、内容自体は意外と知られていないのではないでしょうか。
自然淘汰説によって生物の進化が起こるメカニズムを提唱した歴史的な書を新訳で。

チャールズ ダーウィン(著), 渡辺 政隆(翻訳)
文庫: 423ページ(上), 436ページ(下)
出版社: 光文社
言語: 日本語
ISBN-10: 4334751903(上), 4334751962(下)
ISBN-13: 978-4334751906(上), 978-4334751968(下)
発売日: 2009/9/8(上), 2009/12/8(下)

『進化の存在証明』
「利己的な遺伝子」というメタファーで新たな自然淘汰の見方を示した著者が、多くの証拠を積み重ねることによって進化が実際に起きたことを明らかにします。

リチャード・ドーキンス(著), 垂水 雄二(翻訳)
単行本: 637ページ
出版社: 早川書房 (2009/11/20)
言語: 日本語
ISBN-10: 4152090901
ISBN-13: 978-4152090904
発売日: 2009/11/20

缶コーヒー

by BIJ

海外に出かけたときにいろいろと困ることは多いが、個人的に困ることの一つに、缶コーヒーが売られていないというのがある。缶コーヒーが好きなこともあるが、言葉の通じない国に一人で行った場合、気軽にカフェに入るというわけにもいかず、コーヒーを飲むこと自体に難儀する。

日本ではどこでも缶コーヒーを買うことができるし、インスタントコーヒーも種類が豊富で、実にさまざまなバリエーションでコーヒーを楽しめるものだと実感すると同時に、日本人も案外コーヒー好きな国民であることに気付かされる。

ただ、最近の缶コーヒーは人工甘味料を多用している商品がとても多い。糖類の代わりに人工甘味料を使うことにはどうも抵抗があるので、「カロリーゼロ」ブームが終わることを密かに願っている。

ペンネーム:RES.W

God Save The Queen – 2

by BIJ

英国の一日は、朝から晩まで天気の話で始まり、そして終わる。
「いい天気」、「曇っている」、「風が強い」は勿論のこと、「雨」は一年中会話に登場する。
それは最近日本でも話題になる「ゲリラ豪雨」ではないが、突然晴天の日でも雨が降る国だからなのである。
しかも雨だけではなく、4月に屋外でプールに入れるような日があったかと思えば、6月に雪が降っても人々はあまり騒がないお国柄なのだ。

だからこそ日本の英語教育の中では、なかなか知り得ないような表現豊かな「天気話し」は面白い。
そしてこの「天気話し」にある程度のノリでついていけないと、あなたは「単なる外国人」となり、
そこそこ会話の相手となると、あなたは「英語が話せる外国人」になる。
さらには、ちょっと高度な表現を使えるようになれば、あなたは立派に「いい英語を話せる外国人」となる。
バス停で、買い物をしていて、学校で、会社で、家庭でも、「天気話し」は会話の潤滑油となる。

これをきっかけに勇気をもって会話した結果、たくさんの知人を得た。
おかげで毎日BBC(英国国営テレビ)の天気予報は熱心に見ることにした。

日本の梅雨時には、英国もよく雨が降る。
それは”raining”だけではなく”drizzling rain”だったり”pouring rain”だったりする。
それでも多くの人たちは、傘もささずに颯爽と歩いているのだった。

By G.B

ブックガイド

by BIJ

昔から作家と猫には深い関係があるらしく、最近も本やテレビ番組で頻繁に取り上げられています。

藤田嗣治画文集『猫の本』(講談社ARTピース)
藤田は猫に家畜性(温柔かさ=おとなしやかさ)と野獣性(猛々しさ)を見ており、二面性が描ける面白い題材だと思っていたようです。ポートレート的な猫の絵は数え切れないほどありますが、藤田は猫のさまざまな姿態を捉えています。面相筆と墨によって繊細に描き込まれている毛の一本、一本に注目したい。

藤田 嗣治 (著)
単行本: 96ページ
出版社: 講談社 (2003/7/18)
言語 日本語
ISBN-10: 4062118440
ISBN-13: 978-4062118446
発売日: 2003/7/18

『猫とあほんだら』
『猫にかまけて』、『猫のあしあと』に続く、パンク作家による猫エッセイ第三弾。猫との暮らしに奮闘する様子が、著者撮影による写真とともに綴られています。

町田 康(著)
単行本: 264ページ
出版社: 講談社 (2011/5/13)
言語 日本語
ISBN-10: 4062169363
ISBN-13: 978-4062169363
発売日: 2011/5/13

多言語翻訳の窓 – 4

by BIJ

「文字にゴミが付いているみたいです。」

欧米で使用されている文字は何文字あるでしょう?
英語のアルファベット26文字しか、欧米の文字はないと信じている人はいませんか?
いろいろな言語を勉強しないと、なかなか見えてこない文字の世界ですが、世界中の言葉にはそれぞれの言語独自の文字や使い方があります。
一見すると英語のアルファベットの文字なのに、その文字にアクセント記号が付いて成り立っている文字を見ると、印刷などのゴミなのではないか、文字化けなのではないかと思われてしまうことがあります。

それぞれの言語には、共通している文字もあれば、まったく異なる文字もあり、100種類以上あるとも言われています。
ゴミかな?と思ったら、その言語の使用している独自の文字をまずチェックしてみてはいかがでしょう。
ゴミどころか、その点一つ、丸一つで特別な働きをする文字もあります。
現在使用されている文字だけではなく、過去に存在したが消えていった文字なども調べると、かなり奥深い世界が垣間見えます。

日本の伝統菓子

by BIJ

いかにも日本のお菓子のような顔をして、実は外国発祥のものがあります。

その中でも有名なのが、「金平糖」と「カステラ」でしょうか。
これらは、ポルトガル発祥のお菓子です。「金平糖」は“confeito”(コンフェイト)が語源です。1600年頃にポルトガルの宣教師によって日本にもたらされたもので、当時の戦国大名の織田信長はえらくこの南蛮菓子を気に入ったと言われています。
また、カステラは当時のスペインの王国名“Castilla”(カスティーリャ)に由来しているのです。こちらは豊臣秀吉が好きだったとか。
今では日本人誰もが知る昔ながらのお菓子ですが、遠く離れたヨーロッパでも似たようなものが伝統菓子として食べられていることを考えると面白いと思いませんか?
鎖国前に日本にやってきたから良かったものの、ちょっと遅かったら私たちは「金平糖」や「カステラ」を知らないまま現在に至っていたかもしれません。
タイミングって大事ですね。

ブックガイド

by BIJ

針を使わずに紙を綴じられるステープラー、自然の風に限りなく近いやわらかな風を送る扇風機、・・・
技術的に完成したと思われている分野に新たな特長を持って登場してくる製品には、ささやかながら感動を覚えます。
「○○とは、このようなもの」という常識を疑うところから発明や改良が生まれるのでしょう。

『ゼムクリップから技術の世界が見える アイデアが形になるまで』(平凡社ライブラリー)
身近な製品から社会システムにいたるまで、それらがどのようにして現在の形になったのかを子細に見ていきます。

ヘンリー・ペトロスキー (著) 、忠平 美幸 (翻訳)
単行本(ソフトカバー): 328ページ
出版社: 平凡社 (2010/9/11)
ISBN-10: 4582767095
ISBN-13: 978-4582767094
発売日: 2010/9/11

『世界を変えた発明と特許』(ちくま新書)
歴史的な発明家に焦点を当て、技術と法(特許)の世界が交差するドラマが語られます。

石井 正 (著)
単行本: 234ページ
出版社: 筑摩書房 (2011/4/7)
言語 日本語
ISBN-10: 4480066055
ISBN-13: 978-4480066053
発売日: 2011/4/7

語学力アップのヒント – 2

by BIJ

毎日、気になる記事をネットで読み続け、動画で音声を書き取るだけで、高校レベルの英語力があれば誰でも、1~2年で英文記事が読めるようになります。
しかも、お金をかけずに。必要なのは根気と信念だけ。

例えば、福島の原発事故をCNN、New York Times、Washington Postのサイトで連日追いかけ速読します。次に同じニュースをCNNの動画で見て、音声を書き取ります。はじめは、話すスピードが速すぎてほとんど書き取ることができないでしょう。普段は知っている単語でも、複数の単語をまるで1単語のように発音する英語は、書き取りが極めて難しい。それでも、続けているうちに、それぞれのトピックに特有な表現や語彙が身に付いていきます。速読と書き取りには辞書は不要です。むしろ邪魔になります。

実際に試して、わからないことがあったら気軽に御問合せください。

God Save The Queen – 1

by BIJ

自分では頑張って勉強をして、十分な準備をしての渡英だったつもりが、忘れもしない先生からの一言:「それは、一体何語なんだね?」
皮肉たっぷりに言われて、クラスの皆の微妙な失笑。

あれは、かつてシェークスピア作品を舞台で演じていたという、俳優上がりの厳格なWilliam先生の授業中のことだった。
先生は、”Mr. William?”と呼んでも、例えばそれが聞こえていても振り向いてはくれなかった。
しかしながら、”Dr. William?”と呼べば、どんな時でもニッコリと振り返ってくれた。そんな手ごわい先生だった。

「車は何で走るのでしょう?」
「ガソリン(gasoline)」
と答えた際に、こんな風に笑いをとるなどとは夢にも思っていなかった。
今年は、ロイヤルウェディングで賑わう英国の某語学学校での一幕。

そう、英国では、ペトロール(petrol)に決まっている。
gasとかgasolineなど、アメリカでしか通用しないんだぞ、と言わんばかりの先生の視線。
日本に居ると、英語と米語の違いをそれほど意識することはない。
ところが、英国に行って初めて目から鱗が落ちるような気持ちになり、そして落ち込んだ。
これが、英国ライフの第一ページだった。

By G.B

ブックガイド

by BIJ

身近に観察できる、比較的新しい学問を2つ紹介します。

『渋滞学』(新潮選書)
車が渋滞するメカニズムの理論を応用して、群集の流れからネットワークのルーティング問題など、世の中のさまざまな渋滞を解き明かします。

西成 活裕 (著)
単行本: 256ページ
出版社: 新潮社 (2006/9/21)
ISBN-10: 9784106035708
ISBN-13: 978-4106035708
ASIN: 4106035707
発売日: 2006/9/21

『左右学への招待―自然・生命・文化』
自然界、生命、文化における「左右」の謎を探ります。鏡に映る姿は、上下は反対にならないのに、左右が反対になるのはなぜ? 解説は本書で。

西山 賢一 (著)
単行本: 225ページ
出版社: 風濤社 (1995/10)
ISBN-10: 489219140X
ISBN-13: 978-4892191404
発売日: 1995/10