「なでしこJAPAN」の優勝で女子サッカーは賑やかになった。
一方で、「早過ぎるDF松田の旅立ち」に悲しみと新たな誓いが生まれた。
日本のサッカー界は英国に比べれば、まだまだ新参者である。
英国では、Soccer(サッカー)ではなく、Football(フットボール)と呼ぶ。これが案外日本人にはピンとこない。おそらく我々にはAmerican Football(アメリカンフットボール)が身近にあるためだろう。
英国には、非常に熱心なフットボールファンがいて、彼らは時折暴徒と化す。Hooligan(フーリガン)である。

最近では、サッカーは完全にビジネス化している。巨額な資金が選手やスポンサーとともにあちこちのチームを行き来する。その結果「昨日は天下、今日は物乞い」状態にいとも簡単に陥ってしまう。
その昔ロンドンを拠点とする某チームが地方に遠征するときは大変だった。午後は学校が休校になり、サッカースタジアム周辺の商店が早々とシャッターを下ろしてしまうほどであった。もちろん、応援に駆け付けるごく一部のフーリガン対策である。
このチームは、非常に攻撃的なサッカーを得意とし、ファンを興奮させると同時に「過激」なイメージを持っていた。ところが、今では莫大な資金によって海外から有名なトップクラスの選手をどんどん引き抜くようになった結果、昔のイメージはもはやない。フーリガンは歓迎しないが、ビジネス化されたサッカーもどうかと思う。

ニュースでは、英国で暴動が起きているという。
ロンドンオリンピック開催を来年に控えているが、異常な物価高と若者たちの就職状況などはどんどん悪化しているようだ。
サッカーはプレーヤーもサポーターも楽しめるものであってほしい。そして、そんなサッカーが安全にできるように、この暴動も早く収束に向かってほしいものだ。

By G.B