つい先日、全国高校野球選手権の兵庫大会1回戦で71対0という記録的大差が付いた試合が報じられていました。双方の選手たちがどのような戦い方をしたかまではわかりませんが、どのような状況でも「常に全力プレー」をモットーとする高校野球ならではの精神と無縁ではないでしょう。

野球の本場、アメリカではどうでしょうか。
ご存じの方も多いと思いますが、MLB(メジャーリーグベースボール)には、さまざまな”unwritten rules”(書かれざるルール・不文律)が存在します。
大量リードした場面での盗塁やカウント3-0(3ボール、0ストライク)からの強振などは、死者に鞭打つ行為として戒められています。また、ホームランを打った後の派手なガッツポーズやホームインするときにベースを手で払う仕草などは、すでに打ちのめされた相手をさらに貶める行為としてタブーとされています。阪神タイガースからMLBに挑戦した新庄選手は、ホームランを打った後に高々とバットを放り投げて、次打席で故意死球による報復を受けることになりました。

これら暗黙のルールの背景には「対戦相手に敬意を表する」という精神があります。”unwritten rules”を知ることは、文化の違いを知ることにもなるのです。

From editor