先日NASAのスペースシャトルがその30年の歴史に幕を下ろしました。ハッブル望遠鏡は、スペースシャトルが打ち上げた最重要な宇宙観測機器と言えるでしょう。大気の揺らぎの影響を受けずに鮮明な画像を撮影できるはずの望遠鏡も、打ち上げ直後に見つかった不具合により当初は性能を発揮できませんでした。その後のスペースシャトルによる度重なる改修で性能を回復したことは驚異です。現在は年間1,000件を越える観測提案から200件が採用され、実際に観測が行われているとか。『カラー版 ハッブル望遠鏡が見た宇宙』で、すばらしい観測の記録をどうぞ。
かつて『2001年宇宙の旅』などで描かれた宇宙旅行は、2011年の現在も実現していません。スペースシャトル計画でわかったことは、想像をはるかに超える運用コストの高さでした。そのような現実がありながらも、宇宙旅行の夢は人を惹きつけてやみません。『宇宙で暮らす!』は、地上での暮らしとの対比から、宇宙での暮らしはどのようなものになるのかを詳細に見ていきます。

『カラー版 ハッブル望遠鏡が見た宇宙』(岩波新書)
野本 陽代,R・ウィリアムズ(著)
新書:212ページ
出版社:岩波書店(1997/4/21)
ISBN-10:4004304997
ISBN-13:978-4004304999
発売日:1997/4/21

『宇宙で暮らす!』
G・ハリー・スタイン(著),村川恭介(翻訳)
単行本:344ページ
出版社:築地書館(2011/2/1)
ISBN-10:4806714151
ISBN-13:978-4806714156
発売日:2011/2/1