中国ではよく使われる面白い言葉ですが、日本でも耳にした方は少なくはないかと思います。 何しろ日本でも大人気の「三国志演義」が出所ですから。

曹操が劉備の手中から漢中を奪還するため彼自ら軍を率い出陣した際劉備に敗れ、進退両難の窮地に陥った。
そんな中、ある日曹操が夕食中に鶏がらを噛みながら「鶏肋…」と呟いていたところを配下の楊修が聞いて軍を引き払うのだと噂をしてしまった。
勝手に軍の退却準備をして軍紀を乱したと問責したところ、楊修は曹操が「鶏肋」といったのは正に漢中のことで鶏肋のように食べるにもおいしくない(肉が少ない)し、捨てるにももったいない意味だと察して退却を推測したと言った。
楊修にとっては主君の意を汲みしたことが、主君の内心を探ると逆鱗に触れたのである。曹操は楊修を処刑したものの、劉備に再び敗れた曹操は楊修の言葉を思い起こし、撤退を決断すると、楊修の遺体を丁重に葬ったとされる。

ストーリー紹介はここまでにして、現代では鶏のあばらのように食べてもおいしくないし、捨てるにも惜しい物、事を比喩するのによく使われています。
鶏肋のような試合、友人、仕事、学問、食べ物、服、等々実にどんな場合にでも使える言葉です。
多少ネガティブな感じがするかもしれないですが、「鶏肋」を入れて自分オリジナルの熟語を作ってみるのも面白いかもしれないですね。

ペンネーム:KK